2024年10月衆議院議員ランキング 2回戦
英利アルフィヤ vs 近藤和也
勝: 近藤和也
戦評
議員Aは国際的な視野と多文化への理解を持ち、特に国連での経験は国際問題に強いという利点があります。また、TIME誌での選出は彼が若手ながらも期待されていることを示しています。ただし、政治家としてのキャリアが浅いため、長期的な実務能力が未知数です。一方で、議員Bは地元密着型の活動をしており、選挙では比例復活が多いものの地域で高い支持を受け続けています。憲法改正に反対し、多様性を尊重する姿勢は都市部の若者やリベラル層からの支持を得やすいと言えます。従って、議員Bは地域密着および長期的な政治経験、そして多様性を尊重する姿勢があり、現在の政治環境において国民の多様なニーズに応えられると考えられます。これにより、国民の代表として選ばれるべき人物と判断します。
英利アルフィヤ(えり あるふぃや)
議員データ

衆議院議員 | |
年齢 | 36歳 (1988年10月16日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(麻生派) |
選挙区 | 千葉5 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
1988年に福岡県北九州市戸畑区で、新疆ウイグル自治区出身のウイグル人の父とウズベク人の母の子として生まれる。 1999年に日本に帰化。 幼稚園、小学校では北九州市内の教育機関に通い、その後中国・上海および広州に転居する。 2006年に広州アメリカンインターナショナルスクール高等学部を卒業。その間、生徒会長を務める。 2010年にジョージタウン大学外交政策学部国政政治学科を卒業。 2012年にジョージタウン大学外交政策大学院修士課程を修了。 日本銀行に2012年7月に入行し、国際局や金融機構局などを経験。 その後、外務省JPO試験合格をきっかけに、国連の様々なポジションを歴任し、2022年5月に退職。
政治家としてのキャリア
2022年参議院議員選挙に自民党公認で比例代表から立候補するも落選。 2023年2月、自由民主党千葉県第5選挙区支部長に就任。 2023年4月23日、衆議院議員補欠選挙で千葉5区から立候補し、初当選。 2023年にTIME誌の"タイム100(次世代の100人)"に選出。 2024年9月、自民党総裁選において同じ麻生派の河野太郎の推薦人となる。
政治活動上の実績
2022年の参議院選挙において54,646票を得るも落選(党内28/33位)。 2023年4月、衆議院補欠選挙で立憲民主党候補を破り当選。 2024年の自民党総裁選挙では1回目は河野太郎に投票し、決選投票の投票先は公表せず。
政治的スタンス
憲法改正に賛成。9条改憲にも賛成。 緊急事態条項の設立に賛成。 防衛費増額および反撃能力保有に賛成。 選択的夫婦別姓の導入に賛成。 同性婚の法制化にはどちらかといえば賛成。 クオータ制導入にはどちらかといえば賛成。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
国際的な視野を持つキャリアを積み重ねてきた点。特に国連での豊富な経験を持つことは、国際問題に対する理解力を示す。 帰化の背景を持ち、多文化への理解と適応能力がある。 若手でありながら、TIME誌に選ばれるなど、国際的に注目されている。 一方、政治家としての経験がまだ浅いことから、その真価が問われる場面も増えていく可能性がある。
近藤 和也(こんどう かずや)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 51歳 (1973年12月12日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (民主党→)(民進党→)(希望の党→)(国民民主党→)立憲民主党 |
選挙区 | (比)北陸信越 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 石川県鹿島郡鹿島町(現・中能登町)出身。 - 父親はタクシー運転手で、母親は保育士でした。 - 鹿島町立滝尾小学校、鹿島町立鹿島中学校を卒業。 - 1992年3月、石川県立七尾高等学校卒業。 - 代々木ゼミナール京都校で寮生活を送りました。 - 1993年、京都大学経済学部入学。 - 大学4年の1996年、瓦力の選挙を手伝い、その選挙活動を通じて知り合った女性と結婚。 - 1997年、京都大学を卒業し、野村證券に就職。
政治家としてのキャリア
- 2006年、民主党の参院選候補者公募に合格。 - 2009年、第45回衆議院議員総選挙に石川3区から民主党公認で初出馬し、初当選。 - 2013年、一川保夫の辞任後、民主党石川県連の代表に就任。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙に希望の党公認で立候補、比例復活で2期目の当選。 - 2020年、新「立憲民主党」石川県連の代表に就任。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙に立憲民主党公認で立候補、3選を果たす。
政治活動上の実績
- 2009年、第45回衆議院議員総選挙にて初当選し、石川3区で自民党独占を初めて崩す。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙で自民党の北村茂男に敗北し、落選。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙でも落選、比例復活も叶わず。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で希望の党公認で立候補し、小選挙区で敗北するが比例復活に成功し2期目当選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で小選挙区で敗れるも比例復活で3選を果たす。
政治的スタンス
- 憲法9条の改正について反対。 - 緊急事態条項の憲法への設立に反対。 - 選択的夫婦別姓制度の導入に賛成。 - 同性婚を可能とする法改正も賛成。 - 原子力発電からの依存度を下げることを支持。 - 森友学園や加計学園問題に関する政府の対応を批判。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 選挙活動を通じて一貫して地域に根ざした活動を行っている。 - 複数の政党を渡り歩くキャリアがあるが、最終的には立憲民主党の一員として地域代表に。 - 合流新党への参加を模索した際に、周囲の意見に耳を傾ける姿勢を見せた。 - ジェンダー平等に関する政策に前向きで、多様性を尊重する姿勢を示している。 - 石川県という伝統的に自民党支持が強い地域で、政界の風向きを乗り越えて活動を続けている。